クランクケース カバー清掃(オイル乳化)

オイル乳化_01
以前「オイル交換(1,000km走行、2回目)」で書いたように、GROM(グロム)を購入してから2回目のオイル交換以来、常にオイルの乳化問題に悩まされている。

ホンダとしては対策を行うつもりは無さそうだし、管理人の約15分という近距離の通勤に使用している用途・乗り方では、オイル乳化は避けられそうにない…。

今後もGROMに乗っていくことを考えると「オイルは乳化するもの」と諦めて、「マメなオイル交換」と「定期的なクランクケースカバーの清掃」を実施していくしか、対策は無さそう。
対策、と言うより"対処療法"だけど…

ということで、今回はオイル交換に合わせて、乳化したオイルが内壁に付着したクランクケースカバーの清掃を実施する。
(基本的に年1回、清掃していきたいと考えている)

オイル乳化_02
まず通常のオイル交換と同様、ドレンを開けて古いオイルを抜き取る。

続いて、クランクケースカバーを取り外す。
カバーは、写真の部のボルト(10本)を対角線に順に緩め、取り外す。(写真に全部のボルトが写ってないけど…汗)
今回は社外のバックステップに交換済みなので必要なかったが、純正ステップの場合は、クランクケースカバー側のステッププレートをズラす必要がある、とサービスマニュアルには記載されている。

オイル乳化_03
カバーはクランクケースに貼り付いていると思うので、写真のようなボス部分を長いドライバー等とプラハンを利用して、押してやると簡単に取り外し出来る。
このような取り外し用のボスは、下側に2ヶ所(この写真)、上側に1箇所あり。

このボスを使わずにマイナスドライバーで割り面をコジったり、ケースを直接叩いたりすると、ガスケットがシール出来なくなりオイル漏れの原因となるので絶対に行わないように!

オイル乳化_04
ケース内部とご対面!

エンジン底部には、予想通り乳化したオイルが…。

オイル乳化_05
で、これが今回の目的のクランクケースカバーの内側。

…エイリアンの巣かっ!とツッコミたくなるほど、乳化が酷い。

それにしても、乳化がヒドイのはやっぱりオイルフィラー周辺。
この部分が一番位置が高く、温度が上がりにくいのが原因か。。

ちなみにこの時点でGROM購入から1年4ヶ月、走行距離3,100km、オイルはずっとWAKO'Sの4CRのみ、という使用状況。

オイル乳化_06
続いて、ストレーナーも取り外し、清掃する。
ストレーナーにも、何故か繊維のようなものやら何やら、ゴミがいっぱい…。

ちなみに、取付時に参考となる識別マークがあるので、清掃時に消えないように注意する。
(パーツクリーナーを使うと消えやすいので注意が必要)

オイル乳化_07
ちなみに、今回は興味もあって遠心フィルターも分解してみた。

が、ここは特に目立つゴミは見当たらなかった。
この遠心フィルターは、基本的には分解&清掃する必要は無さそう。

オイル乳化_08
清掃し終わったカバーとフィラーキャップ。
やはりキレイになると気持ちいい!

エンジン側とカバー側に残った旧いガスケットは、市販の液体ガスケットリムーバーと樹脂製のスクレーパーを使用すると、簡単に剥がせてシール面が傷つかず、Good。

オイル乳化_09
ストレーナーも清掃。

識別マークの存在に気付かずに清掃してしまったので、識別マークがほとんど消えてしまった…(汗)。

識別マークが分からなくなってしまった場合は、薄いリップ形状の面を上側に、図のようにテーパー形状の細い側がエンジン内側になるように組み付ける。

オイル乳化_10
各部の清掃が終わったら、新しいガスケットをエンジン側に取付ける。
この際、(黄色)部のダウエル(位置決め)ピン2ヶ所と、(ピンク)部のオリフィスを忘れずに取付けること。
(オリフィスは、この写真ではエンジン側でなく、カバー側に付いた状)

・ホンダ純正部品 品番:11394-KYZ-900
「ガスケット、R.クランクケースカバー」 ¥853(税込、'15年8月現在)

純正部品は「Web!keの純正部品 通販」から購入可能で、便利!
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(US版なので日本では買えないもの一部あり。)

オイル乳化_11
最後はカバーを戻し、各ボルトを十文字(対角)に順に締め付け、作業完了!
・カバーボルトの締付けトルク:10 N-m

管理人の乗り方の場合ではオイル乳化は避けようがなく、これといった対策も見つかっていない…。
しかし乳化は基本的にカバー内側の壁面で発生しており、オイルパン部の下側にも乳化したオイルが溜まっていたものの、エンジン内にオイルを送る際の入り口となるストレーナー室には乳化したオイルは見受けられなかった。

つまり、乳化は避けられないものの、乳化したオイルがエンジン内部の潤滑にまで回っているか、というとそれはなさそうな感じ。

結論としては、オイル乳化に対しては過度に心配する必要はなく、トラブルの誘発やエンジン性能面への悪影響も限りなく低いと、考えてよいのではないかと。
もちろん乳化しないのが一番いいし、カバー内壁の乳化オイルも蓄積し過ぎると良くないので、今後も「マメなオイル交換と、定期的(年1回程度)なカバー内壁の清掃」を実施していこうと思う。
  • 作成(更新):2015年08月27日 20:47
  • アンダーカウル取付け

    アンダーカウル_12
    GROM(グロム)に、アンダーカウルを取り付けた。

    レースなどサーキット走行時、オイル漏れなどのトラブルが発生してしまうと自分のみならず他車まで危険になってしまう。
    これを防ぐため、車両の全オイル容量を受け止められるアンダーカウルの装着がレギュレーションで義務付けられていることが多い。
    (義務付けられていなくても、サーキットを走る際はマナーとして装着が望ましい)

    アンダーカウルがあれば、万一オイル漏れなどが発生してもサーキットや他車への被害を最小限に止められるから、ね。

    アンダーカウル_01
    今回装着したアンダーカウルは、コレ(↑)。

    ウィルズウィン「グロム・MSX125用アンダーカウル」

    グロム用アンダーカウルは色々な種類が発売されているけど、スタイル重視でオイルを受け止められる構造になっていない(車体下部が開放されている)ものも多いので、装着する目的に合っているかよく確認して、購入することをオススメする。
    サーキット走行しないなら、スタイル重視のもので全然OKだと思うので。

    アンダーカウル_02
    厳重に梱包されたアンダーカウルを開梱すると、こんな感じ。

    今回は未塗装の白ゲルではなくて「純正色塗装済み」のものを購入したので、既に塗装済みの状態。

    アンダーカウル_03
    塗装はウィルズウィンさんの車内塗装部門で塗っているらしいが、とてもキレイな仕上がり!
    (写真じゃ伝わらない⁉︎)

    FRP製のパーツは未塗装、白または黒ゲルコート仕上げのものがほとんどなので、購入した後の塗装が悩みのタネになることが多い。
    しかし、ウィルズウィンさんはアンダーカウルやフロントゼッケンカウルなどのFRP製品を純正色塗装済みもラインナップしてくれているので、とっても助かる。

    アンダーカウルの場合で未塗装品+¥8,000だけど、持ち込み塗装の場合、8000円でこの仕上がりでは塗ってくれないと思うので、とっても良いかと。。

    アンダーカウル_04
    付属部品は、こんな感じ。

    黄色い点線で囲った部品(アルミカラー:2個、M8×25mm:2個)は、純正等の車体下部のエキパイ位置が低いマフラーで、アンダーカウルが干渉する場合にのみ使用する部品。
    今回はアンダーカウルと同じウィルズウィン製のマフラーを装着しているので、これらの部品は使用せずに取付け可能だった。

    それでは、取付け作業開始!

    アンダーカウル_05
    まず始めに、エンジン下部にステーを取付ける。

    ステーは左右対称に見えるけど実は非対称で、ボルト穴から側面までが長い側と、短い側がある。
    この長い側が車体右側(アクセル側)で、写真の向きに付属のM8×16のボルトで取付ける。

    純正マフラー等でエキパイ位置が低くアンダーカウルに干渉する場合は、前述したアルミカラーをエンジン下部とステーとの間に取付け、ステーを下げて取付け位置を調整する。

    アンダーカウル_06
    次に、エンジン前方の写真の2箇所のボルトを取り外す。
    今回の場合、オイルが出てくるとこはなかった。

    アンダーカウル_07
    カウル前側の穴は、写真のように付属のスペーサーやワッシャー、ボルトを使用して固定する。

    アンダーカウル_08
    説明書に従って4ヶ所を固定し、取付け完了!

    アンダーカウル_09
    右前側は、O2センサーを保護するための板金のカバーは取外して固定した。
    (このカバーを付けたままだと、隙間がキツくてとても付きそうになかった)

    アンダーカウルがあれば、基本的にO2センサーに衝撃が加わることも無いと思うので、この保護カバーは付けなくても問題ないと思う。

    アンダーカウル_10
    あと、唯一残念だったのはサイドスタンドの一部とアンダーカウルが若干、干渉したこと。

    「ストリートでも問題なく使用出来ます」と記載されているので、サイドスタンドもOKってことだろうけど、個体差で運が悪かったのか、若干ではあるが干渉してしまった。

    …とりあえず取付けは出来るので、今回は強引(?)に、そのまま取り付けた。
    (せっかくのキレイな塗装が一部剥げてしまった、泣)
    後日、何か対策を考えよう…

    アンダーカウル_11
    アンダーカウル取付け前後を比較すると、こんな感じ。

    取付け前のフロントタイヤ後端〜エンジン下がスカスカした感じが、アンダーカウル取付け後は解消され、とってもレーシーな感じになった。

    アンダーカウル_12

    アンダーカウル_13
    サーキット走行時には欠かせないパーツだけど、サーキット走行しない場合でもドレスアップ効果は抜群なので、装着を検討してみてはいかがでしょう。

    アンダーカウル_14
    最後に、本来の目的であるエンジンオイルを受け止められる構造について。
    アンダーカウルはオイルパンの代わりとなるように、下部に開放部はない構造となっている。

    ただし、完全に塞がれていると雨の日などのウェット走行時にアンダーカウルに水が溜まってしまうので、水抜き用の穴が設けられている。

    なので、ドライでのサーキット走行時はこの穴に付属のグロメット(栓)をし、ウェット走行時やストリートでの使用時は、グロメットを外しておく。
    雨の日にグロメットしたまま走行するとアンダーカウル内が水で一杯になって、最悪の場合は重さで割れてしまったりするので、ご注意を!
  • 作成(更新):2015年08月21日 21:50
  • 可倒式ペダル 取付け

    可倒式ペダル_00
    サーキット走行時の転倒によるペダル折損、ステップ本体へのダメージ軽減のために、GROM(グロム)に可倒式ペダルを取付ける。

    スプリントレースはともかく、耐久レースの場合は転倒しても、まだチャンスは残っている。
    しかし転倒の際に、チェンジペダルやRブレーキペダルが曲がったり折れたりして、修復に時間がかかることが少なくない。
    (ステップバーはたいていの場合、少し曲がる程度で、交換や修復が必要なケースは稀。)

    管理人のGROMはステップバーをショートタイプにしているので、バンク角を稼げる反面、転倒時にペダルが路面に接地してダメージを受けてしまう。

    関連記事:「ショートステップバー 取付け

    そこで可倒式ペダルの出番であるが、ちょうどいい製品を見つけられなかったので、オリジナル品を製作する事にした。

    可倒式ペダル_01
    今回用意した部品は、コレ(↑)。黄色で囲った部品は、オリジナル(自作)品。

    参考までに、図面は下記からPDFをダウンロード可能。

    【注意事項】※本事項を承諾した方のみ、図面をダウンロード、ご利用下さい。
    ・当方では製作は行っておりません。
    ・「個人 オーダーメード 加工」等でWEB検索し、個人向け部品製作サービスを利用して下さい。
    ・本品に関わるトラブル、事故、損害等について、一切の責任を負いません。
    ・本品および図面は個人ユーザー向けに公開するものであり、商用利用および図面の無断転載を禁止します。

    ※クリックするとPDFが開きます。(ブラウザの機能を利用して、ダウンロード・保存して下さい)

    JC61-LG15-001 JC61-LG15-002
    ↑JC61-LG15-001(ベース)↑JC61-LG15-002(シャフト)
    JC61-LG01-003
    ↑JC61-LG15-003(ロッド)


    可倒式ペダル_02
    ねじりスプリングは、コレ(↑)を使用。

    ・サミニ株式会社 33-0630 (PDFカタログはココ)
    (内径:6mm、線径:0.8mm、角度:90度、アーム長:24mm)
    メーカーのサイトから通販で買えると思うけど、管理人はモノタロウから購入した。

    スプリングは、全体の幅が2.5mm以下で、らせん部の内径が6mm以上なら、別にコレと同じ物でなくても可。

    可倒式ペダル_04
    ペダルのゴム部分を固定するためのスペーサーとボルトは、コレ(↑)を使用。

    ボルト:鍋屋バイテック(NBK) SSH-M6-10 …2本使用
    スペーサー:鍋屋バイテック(NBK) SWAS-6-12-1

    ボルトはM6×10mmのお好みのもの、スペーサーも内径φ6mm、外径φ12mm、厚さ1mm程度のお好みのもので、代用可能。

    あと、単体の写真は無いけど「E形止め輪(JIS B 2804準拠品)」の呼び(サイズ)「3」が4個必要となる。

    可倒式ペダル_05
    ゴム部分は、ホンダ純正部品のコレ(↑)を、右写真の位置でカットして使用する。

    ・ホンダ純正部品 品番:95011-40000
    「ラバー、チェンジペダル」 ¥54(税込、'15年7月現在)

    純正部品は「Web!keの純正部品 通販」から購入可能で、便利!
    (品番を入れて見積依頼を送信すれば、大体どの時間帯でも数分で回答メールが送られてくる。)

    部品の検索はココでパーツリストを閲覧でき、便利!
    (US版なので日本では買えないもの一部あり。)

    では、ペダルの組立て開始。

    可倒式ペダル_06
    「ロッド」にチェンジペダルのラバーを取付け、スペーサーを入れてボルトで固定する。

    ラバーの取付けは、ロッド側に中性洗剤を少し混ぜた水か、556等の潤滑剤を塗って作業するとやり易い。

    可倒式ペダル_07
    「シャフト」の片側のみにEリングを取付け、ロッドをベースに組付けてシャフトを少しだけ通す。
    この際、ロッドにはグリスを塗布しておく。

    ロッド&ベースの真ん中のスペースにねじりスプリングを入れて、シャフトを最後まで通す。

    スプリングのはみ出した部分をニッパー等で切り取り、シャフトにEリングを取付け、ペダルの組立て完了。

    可倒式ペダル_08
    完成した可倒式ペダル。

    基本的なサイズ感は、元のOverRacing製とほぼ同じに設計。

    可倒式ペダル_09
    OverRacing製と、オリジナル可倒式との比較。

    可倒式ペダル_10
    取付は、可倒時に車体後方斜め45度に跳ね上がるように固定する。
    (チェンジペダル側も同様の角度に取り付け)

    可倒式ペダル_00
    これで、万一転倒してもチェンジペダル&Rブレーキペダルが折れてしまう可能性が低くなり、完走率も向上するはず!?
  • 作成(更新):2015年08月05日 20:21
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